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2000年資本主義社会の未来   著:ハリー S・デント,JR

ちょっと前に古本屋で購入。
ビジョンをもって長期にそれを実行し続けることが肝である、
という投資法と将来の展望予想の本か。

本の構成として、投資対象の見方、成長判断と投資判断について、
その後ネットワークが発達した社会における会社組織のあるべきありかた、
仕事が農業→工業→サービスと移行することに絡んで社会学的視点から、
最後にまた投資のハウツーおよび将来展望になる。

おもしろかったのは人の一生における金の使い方の分析・統計から
一番金を使う層の人口の流れにより好不況が予想できる。
(発展途上国ではそのサイクルが異なり、上記の段階となるための
成長投資が大きい。)
というあたりか。

それと、本のタイトルからはかなり離れた内容になっていると思ったけれど、
仕事の変化への説明が興味深い。

人の成長と社会の成長を絡めて関連があるという学者の言葉、本を引用し、
社会の状態が人におけるどの段階化を述べる。また、人の成長が
段階を踏んでなされるものであり、ある段階で学習をやめてしまえば
考え方や行動もその段階までのものになる。
よって、少年期を終えるとすぐに働き家庭を持った層と今の層では考え方も
働き方も違ってくるだろうと。

また、これからのありうべき組織の形についての言及は、「組織の盛衰」に
おいて述べられていたことと似ているのが興味深い。

投資法その他はアメリカでのことでもあるし、貯蓄や投資にまわせる財産を
持ちうるのが10年は先だろうことから参考までにという見かた。
でも分析自体に大きく異を唱えたいようなものがなかったので
覚えてはおきたいところ。

とりあえず、アメリカ経済は2009年には不況に突入らしい。
でも日本は大丈夫でむしろ好況になるらしい。

以下幾つか抜粋

P.15 彼=ウォーレン・バフェット

彼が注目したのは米国のような国での過去のトレンドではなく、
第三世界諸国であり、そこにはわれわれの過去の購買トレンドの
後を追うであろう五十億人の新たな消費者がいたのである。
長期の根本的なトレンドこそが重要なのだ!

~中略(彼ら=第三世界諸国の消費者)~
彼らは国際的なテレビやメディアを通じて、どのブランドが
最高かすでに知っていた。

P.36
日々の経済現象は複雑であるが、長期的に見ればはっきり予測できるのである。
理由は簡単だ。経済は、新しい世代の消費者と労働者の家計支出サイクルに
よって動かされるものだからだ。

~中略~
平均的な家庭がどのようなパターンで金銭を費やすかということだ。

P.278(財産の作り方、投資に関連して)
財産を築きたいなら、退屈な作業になる。楽しみたいなら、ラスベガスだ。

P.294
投資は実際は簡単だ。ある単純な原則にしたがうだけの賢明さがあればだが。
それは二つの文章に要約できる。つまり、「基本的に強気相場にあると
思った質の高いファンドや投資物件を買いなさい」。
そして「気分にまかせた売買をやめて、あなたのリスク許容限度を決めたり、
目標をめざして系統立ったやり方をする手助けをしてくれる偏見のない
アドバイザーに相談してみなさい」ということだ。

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