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ボトルネック  著:米澤穂信

ボトルネック  米澤穂信   新潮社

この人の書くのは青春ミステリといわれて実際ミステリ要素があるけれど、
でもミステリ要素なしに青春だけでいいじゃないかといいたくなることがある。

この本を読んでるときも、途中までこれはいい青春ものだと思っていたところに
ミステリ要素が絡んできたなーと感じられた時にはそれにうざさを感じてしまった。
(まあ、言ってしまえば冒頭から始まってほとんどがミステリしてるとも
言えるのだが崖に再び行ったときからの流れに関して特に。)

ただ、そのちょっとした嫌悪感があるのは確かとしても、物語として
残酷さが発揮されるためにはその流れが必然だったと理解できる。

ミステリ要素のゆえに描き出す青春にさらに残酷さがもたらされている。
それがあるゆえに物語がさらにおもしろくなっている。
というわけで、天邪鬼だけれど、
青春だけでいいじゃないかと否定できない、のが正直残念。

まったく、苦くもおもしろいなぁ。

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受信: 2006年11月21日 (火) 03:17

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