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(映画) 硫黄島からの手紙

自分自身の現状への申し訳なさから泣ける。
戦って死んだ祖先の想いに応えられる人間であるのかどうか、
それを思って泣ける。
現実味もなく普段省みることもないゆえか、戦争で戦った人々を
突きつけられるとなにか今の自分が無性に申し訳がない。


ただ、映画館では泣くに至らなかったけれど。
戦争へなんらの思うところがあるのなら(そして見た結果なにか思うのなら)
別だが、映画としてだけ見るのなら正直微妙。

あの戦争でのリアルを描くという意味でなら、あり。
だが、あまり一般に泣ける映画とは言い難い。
少なくとも若いカップルがクリスマスに選択するものではないと思う。

偏見が入ってることを自覚して言わせてもらえば
アメリカ人がこれに賞を与えるのはわかる。
彼らは(戦争の)リアルさと家族愛が大好きだから。
これと対をなしてる星条旗ではそれに風刺が加わってぼやけたが、
今回は風刺が戦場でのリアルさに組み込まれ全体がそれほどぼやけない。
映画としても星条旗よりこちらが物語的まとまりや
おもしろさ(あまり使いたくない表現ではあるが)を感じたかな。
届けられなかった手紙というのは強烈だ。


こういう映画が作られ多くの人に見られているということは
意味を持っているのだろう。でもたぶん、アメリカ人がトップに
たったからこそこういう映画を作ることができたのだろうな。
おそらく日本人がトップでは技術以前の問題で潰される。
そうでなければ左右に極端に揺れるか。
そう思えてしまう今の日本が残念だ。

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