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クジラのソラ 02  著:瀬尾つかさ

クジラのソラ 02  
著:瀬尾つかさ  絵:菊池政治  富士見ファンタジア

アウターシンガーの、ゲームのプレイヤーとして以外の面が
描かれそしてそれに直面する主人公。
いや、こういう方向に来るとは予想していなかった。
普通にトーナメントのアジア大会やってゲームの内容とか書いて
今回で世界大会進出決定かなくらいだと。
あとバトロワで出てきたキャラが絡むのかと。
(クァンはどこいった?…下手すると今回死んでたりするのか。)

話のスケールがどんとでかくなった。
ゲームの意味やクジラの存在がなんかもうおもしろいことに。
バトルとしてのゲームの描き方も迫力と爽快感があって、
そしてなんといっても物語がおもしろい。

描かれる人間模様がいい。
雫のなんだかんだでまっすぐで、それゆえに裏側の事を知っての
喪失感と復活しての描かれ方がいい。
後半の、物語の加速の仕方が実にいい。
前半はアウターシンガーやゲームの向こうをほのめかして
徐々に舞台と心情を作り上げ、そしてゲームの裏を主人公や読者に
明かしてという流れ方と加速のさせ方がすごい。

兄の介入や最後の協力プレイも盛り上がるのだが、
もう何より方向を見失った雫と冬湖との会話がものすごく。
イラストもいい選択とタイミングでガチ。
細々した物語上の位置なんかもすごいおもしろいのだが、
漂う雰囲気がもう。
やっぱこの作者百合をよくわかってらっしゃる。


しかしこれ、次以降はどう進めるのだろう?
周りに対し、今回のことをどう認識させるのだろう?
物語がどこに行き着くのか、楽しみだ。

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