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小僧の神様・城の崎にて  著:志賀直哉

小僧の神様・城の崎にて  著:志賀直哉  新潮文庫

以前に読んだ谷崎潤一郎の文章読本のなかで
「城の崎にて」が例としてとりあげられていて、
その部分の文章が気に入ったので読んだ。
文章の簡潔さとリズム、それでありながら場面がはっきりと
思い描ける様がいい感じ。

また、もう一つの表題作「小僧の神様」もなかなか。
>“小説の神様”と呼ばしめる一因となった
とまですごいかどうかはよくわからなかったが。

短編集としてはこれくらいの長さの集まりが読むのにちょうどいい。
ただ、夫が浮気してどうのこうのとかそういう話がやけに目に付くので
連続して読むと流石に厭きる。

「弟」で石原慎太郎が言われた言葉として(P.165)
>それをやってみて失敗したところで作家なんだから、
>今度はなんでそれに失敗したかを書けばいいんです。
とあったが、志賀直哉もまた例に漏れず(というより先例としてか)
まったく実体験からのものを書いているのだなぁと。
解説を読んで思った。

この文章はなんとも好きだな。
色恋のからまぬものならさらにいいね。
というか最後連続だったのでまったく厭きた。

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