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レアメタル・パニック  著:中村繁夫

レアメタル・パニック  著:中村繁夫  光文社ペーパーバックス

この著者は強いなぁと思った。いまや製造に必須の原料である
レアメタルの日本にとって危機的な現状を述べているのだけれど、
後半部はどちらかというとビジネス書で、この人は強い人だなぁと。

石油に関しては可採年数に関して大騒ぎもするけれど、
同じように可採年数で危ないレアメタルに関してはまるで騒がれない。
まあ、どこで使われているのか見えないというのが大きいけれど。
自分もこれを読んで使われている広さに驚いた。

そんなレアメタルが現在可採年数が理由ではない供給不安と
価格高騰の状態にあるということから始まる本。
主な理由はレアメタルの存在が地域的に偏在していることと
新興国での需要の高まり。

特に、中国。資源としてものすごく偏在していることが大きい。
資源を持ち出されてその資源を用いて作られた高価な外国製品を
買う現状を変えたいという当然な思惑もあり、半独占による儲けもあり、
レアメタルの輸出制限を行いはじめた。
さらには外国の鉱山の買収など資源の囲い込みを本格的に始めている。

そういった現状や各国のレアメタルへの目や取り組み、
資源がないのに世界の約25%のレアメタルを消費している日本が
国として危機感薄いことへの警鐘などが主に前半で、
後半部も基本にはそのスタンスが存在している。

といっても後半部はやっぱりビジネス書な気が。
レアメタルを軽視していることへの警鐘が常にあるとはいえ。

石油以外の資源、資源から見た外交の場など
世の中へちょっと違う視点を持てそうです。
あと、予測の理由は違えど、この人も2009年ごろからの
(資源)不況を予測しているのがなんとも興味深い。
(人口とその構成員による予測がハリー・S・デントJr.だったか)

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