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ヒット商品を最初に買う人たち

 ヒット商品を最初に買う人たち  著:森行生 ソフトバンク新書

 なかなかおもしろい。特に、革新型と従来型の比較について述べたくだりでの、その分野の従来のイノベーターではない人がイノベーターとなり新たな成長になりうるというところが興味深い。また、商品の規格(相対優位性の客観的言語化、という言い方もできるかな)が必要というくだりや、イノベーターという存在の描き出し(欲しいではなく要るものと捉えるなど)など、なんとなく思い抱いていたそれがヒット商品になった過程や最初に買う人たちのあり方が具体性とわかりやすさのため素直に頭に入る。フォロワー狙い撃ちによる成功例も示され、対比としてそれぞれ理解しやすい。
 このイノベーターによるヒットを、自身がイノベーターとなるつもりで商品以外の分野において捉えるのも有効性を持ちそうだ。また、ゲームのルールを変えるということは、売る側の戦略の一つではあるが、経済以外においても目の付け所の問題として成り立つだろう。

 有意義な書だったと思う。しかし、あの薄さと密度で700円を払う気になれなかった。ごめんなさい、立ち読みですませてしまいました。たぶん30分くらいで急ぎ読み。


 以下はちょっと内容離れ気味。

 スッカスカのハードカバー小説に相対した時の脱力感に似ている(直木賞作家になった人のでそんなんあったような?)。ちょっとひどくない?と思えてしまって。まあ、新書やハードカバーの本の大半は古本か図書館かという経済状態だからそういう風に思うのかもしれないけれど(日本の物書きが苦労している一因なハードカバー買わない読者です。ごめんなさい)。
 この密度と薄さでこの値段がデフォならソフトバンク新書に対する認識が詐○新書になるところだったが、これが異端なだけのようだ。厚さをそろえるためか?
 この本のなかに、もとは新書二冊分だったのを削ってこの量にしたとかあったけれど、この本の編集はすごいと思う。ここまできっちりとわかりやすくまとめあげることが出来て、そしてこの薄さと密度になってるのに、元がどうしてそんな分量になりえるのか。どんな惨状だったのだろうと思えてしまう。相応な値段にしてくれればもっと良かったのだけれど。内容はとてもいいと思えるのだけれど、700円は出す気になれない。値段固定なんですかね?隣にあった密度とページ数がずっとあるものと同じ値段だとは。
 いい本だとは思ったんです。でも内容あるからといって、この薄さと密度に700出す気になれなかったんです。ごめんなさい作者さん。

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