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3週間続ければ一生が変わる Part2

 3週間続ければ一生が変わる Part2 最高の自分に変わる101の英知
 著:ロビン・シャーマ 訳:北澤和彦 海竜社

 友人がこれどうよと渡してきたので読んでみた。斜に構えながら。

 こういった自己啓発の言葉は言われてみれば納得するものだ。というより、自分自身のなかにすでにその言葉がある場合が多い。しかし、そういった言葉を改まって言い表したり、なおかつ実行することができる人はそうはいない。わかってはいるけれどできない。そんなことはもう既に知っている。というのがこういった本に対する感想の典型の一つと思う。けれど結局実行できていない人間にとって、こういった言葉をあらためて目にするというのはそう悪いわけでもない。たまには。といったことと、そして、結局自分のなかにあるなにかしらとの類型としてしかものごとを理解することなどできない、というたぶんどこかからの受け売りの言葉とを頭のなかに聞きながら読み。

 整理すること、目標をもつこと、計画をたてること、楽しむこと、代償が必要であること、成功者のかげには見えない努力があること、時間をかける必要があること、選択すること、焦点をあわせること、まあ、そういったところか。
 明日死ぬとしたら、という言葉がよくよくでてくる。つまりは、やらないことを後悔するよりやって後悔しろ、ということか。一期一会であり思い立ったが吉日である、と。

 ただ結局のところ、こういうのを読んで変わることが出来るのは変わることを望んでいて自分の今の人生に不満を持っていてかつこの本が提唱する人生というものを受け入れる人だろう。この著者の人生観に賛同できなければ、それを理由として中身が受け入れられないということが起こるだろう。もっとも、だからこそ著者も自分が賛同する箇所だけ取り入れればいいという主旨の言葉を挟んでいるのだろうけれど。

 こういう本すべてだけれど、結局今現在に自分の人生に目標をもって努力している人は読む必要を感じないんじゃなかろうか。いや、たまに話題になったということで会話の種にふと手にとって、ああそうだよねとうなずいて、ちょっとした軌道修正はするのかもしれない。でもむしろ、大多数は結局読んでも変わらない人で、それでもなにかを求めてこういうのを読むんじゃなかろうか。

 例えば、結局こういうのは自分のなかにある言葉に過ぎないといいながら大した行動もしていないし、なにかに変わりたいと思いつつ変わろうとしない自分とか。考える時間を持つべき、ではあるなぁ。


以下引用
P.55 カール・ユングのことば

「人に対して感じるあらゆるいらだちや不快感は、自分自身を理解するのに役立つことがある」

 同意。特に2chのような掲示板で不快に思うようなレスはこういう意味でけっこう役立つ。自分以外のさまざまな反応を同時に見れるために自分自身をその他大勢のうちの一つへと比較的容易に追いやれるため、自分の感情の流れや反応の仕方の観察、比較がやりやすい。
 まあ、同時にものすごく流れに流されやすいのだけれど。

P.139

ずっといままでとおなじことを続けていれば、いままでとおなじものしか手に入れられないのです。

 3週間続ければ~、というタイトルが興味深い。結局人間変わるのには時間がかかるわけだ。よって、小さなことでも長く続けることが肝要であるわけで、長く続けることというのは大きなことなわけか。しかし同時に、この文章なわけだ。

P.167

なんでも長いあいだやっていれば、それに関するある程度の洞察力と理解を得ることができます。そうなれば、みんなはあなたを「権威」と呼ぶでしょう。

 結局長く関わりそれについての思考回路を頭につくりあげ、知識を溜め込むことができればそれなりには誰だってなれる。でも、人と違う位置になるには人と違うことをやらなければ、違う結果がほしいなら違うことをやらなければ、と。

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