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DOORS I まぜこぜ修繕屋

 DOORS I まぜこぜ修繕屋   著:神坂一 絵:岸和田ロビン  角川スニーカー

 常識に挑戦。いや、これは作者がすごいなぁ。よくもまあこれだけ変な世界を思いつくものだ。

 すれすぺの変なキャラがむしろ普通になってる幾つもの世界を歩きまわってちょこっとずつ直していく、という感じか。変なキャラでなく変な世界設定が毎回現れるというか。いや、よくもまあこんなのを連載でやれるものだ。

 しかしあれですね、妹が触手になるというあたりが狂気に残った良心かもしれない。これで弟が触手だったら二次ドリな世界なことに。姉を励まそうとそうっと後ろから抱きつく妹(触手)というシーンは触手じゃなければ大変においしいのだけれど。触手じゃなければ。あと妹がすべて5歳児になるというのは、全否定はしないが否定したいところだ。

 舞台設定を強引に読者にすりこんで、お約束ネタを常識が非常識になった世界で繰り広げる。常識の飛びぐあいがけっこう笑えます。

 あとあと、さすがにベテランというか、一冊の最後に笑いだけじゃなく郷愁的な湿っぽさも出してきたあたりがうまいです。まわりすべての非常識に半分非常識の一員になりつつ力いっぱいつっこみ入れてる主人公の、以前の常識を知っているのが自分だけというセンチな気分をちょっと表にだす。それによって、ふっとんでるwwというのからちょっと話の印象が変わる。軽くて笑えながらちょっと落ち着く。

 なかなか。おもしろかった。

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