« Ar tonelico 2 | トップページ | 円環少女 (6) 太陽がくだけるとき »

クダンの話をしましょうか

 クダンの話をしましょうか   著:内山靖二郎 絵:朝未  MF文庫

 「神様のおきにいり」の人の別シリーズ、ということで買ってみた。

 優しくいい話なのに悲しい。最後クダンが予言をして“死んで”しまうというスタイルなので、設定からして話の最後には切なくならざるを得ないともいえる。ただ、こういうのはけっこう好きだったり。落ち着いた話でバトル分など一切なく、またMFなのにハーレムじゃない。

 モデルは2chか学校裏サイトか、匿名になれる掲示板上での自身の存在と現実(の学校)での自身の存在とを扱っている。扱い方としては、なにか教育的で、設定としても話としても秀逸というわけではない。ただ、なんとなくわかるよとうなずける範囲な感情や行動が堅実に描かれている印象で、鼻で笑えるような大きな乖離に冷めるというわけではない。

 件や鵺といった要素、なにかやたらにしぐさがかわいいというか表現が萌える、というのが今回も存在しているあたりは「神様~」の人だなと。というか帽子をぽむぽむって表現がなんかたまんない。

 ただちょっと物足りないかな。3つの中編のうち、最初の1つ読んだ時はこういうのすごい好きだと思ったんだけれど、3つ読みとおして全体に対してとなるともうちょっとほしいなぁという感想に。バトルや大きな騒動を解決して話を終結というスタイルじゃないのはすごい好きだし、バトルや騒動の方向を期待しているわけじゃなくて、もうちょっとほしい。

|

« Ar tonelico 2 | トップページ | 円環少女 (6) 太陽がくだけるとき »

HJ・GA・MF・SD」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クダンの話をしましょうか:

« Ar tonelico 2 | トップページ | 円環少女 (6) 太陽がくだけるとき »