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リバース・ブラッド 1

 リバース・ブラッド 1
 著:一柳凪 絵:ヤス  ガガガ文庫

 この作者をみすてぃっく・あい(虚数の庭)で覚えて作者買いして、でも今度は百合じゃないらしいしと積んでいたのをようやく読んだわけだが、微妙。前半と後半でつまらんうざいとおもしろいとに分かれた。

 間に挟まれる、これは「いつ」の話?という出来事と、「今」とが結びついていく後半の物語展開はおもしろかった。また、なんというか、世界に奇妙さをもたらすのがうまいなと。後半のどろどろの描写であり、動詞が存在しない人間への言及であり。

 しかし、前半はどうも。シリーズものだからで、シリーズとしては意味がある始まりということなのだろうか。けれど1巻の後半とはいまいち結びつきがわからない。あざみは後半の物語解決と主人公の過去現在未来にどれだけ関わっているのか。というか途中で出番終わって舞台から降りた感ばりばり。また、動詞が存在しない人に関しての言及が、後半の展開にどうかかわっていたのだろう。


 その前半で蓄積された不満の大部分が、つまるところ、あざみが邪魔、ということ。後半にかけらも出てこないのに笑った。作者が書けないかけないと苦しんだのは、三角関係にすること強要されて初期構想にないあざみをどう絡ませるかに苦心したからじゃないの、とか邪推。邪推だけれど、そんな邪推したくなるほどに邪魔。

 あざみの台詞は大声だったり詰まったり物語の先を知りたいのを妨害するような合いの手だったり、読んでいく目がたびたびそこで遅くなる。これでなんか黒幕だったりすれば、ああそれでと納得もできるのだが、後半には見事に出番がない。エピローグにすらでてこない。

 主人公がいきなり記憶喪失になっているわけで、そんな状況下で、以前の主人公と今の主人公とを結ぶキャラであるのは確かだが、物語への関わりからはどうも邪魔。サービスシーン要因?サービスシーン含めて邪魔でしかないってば。それともシリーズとしてのキャラだからかまわないという著者の思惑なのだろうか。なんか、邪魔に感じてしょうがない。

 まあ、後半がおもしろかったから2巻も買うけれど。

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