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リバース・ブラッド 2

 リバース・ブラッド 2
 著:一柳凪 絵:ヤス  ガガガ文庫

 みすてぃっく・あいでこの作者を知って、この作者を追うことを決めた身としてどんなモノが読みたいかといえば「こういう」モノ(別の面を見せてくれるのならそれも楽しみだが、とりあえずは素直に類似項をもつ「こういう」の)。魔術的小説なんて鼻で笑っちゃうような飾り言葉があらすじにくっついているが、しかし強く否定することができない。

 世界と空間がなんかおかしい。けれどその「おかしさ」が読みたいものであって、読んでる最中にはおかしいと思わず、奇妙な世界をまったく普通であると読み進めてしまう。

 ときに何気なさを装う言葉と行動が、またはさも伏線ですと声高に叫んでる言葉と行動が物語展開に結びついていたんですよと主張してくれるのがむしろ楽しくなる。

 主人公がいまおかれている異常な状況に注目させず異常と思わせずいつのまにかいたって平和な日常と化していて、なのにふと異常さを思い出させる。シリーズ全体にまたがってなにかしかけてんのかなと期待してしまう。

 まあつまり、こういうの好きです、ってことで。話とサービスとの融合がどうもいまいちで、えろいところと前半のあざみが浮いてる気がするなぁーってのはやっぱりこの巻でも思ってしまったけれど、1巻ほどでなく後はやはりおもしろく。あざとすぎるとってつけたえろさは嫌いで嫌だし無理につけなくていいのにと思うのだけれどね。

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» [感想][★★★☆☆][一柳凪]「リバース・ブラッド2」 [ただ、それじゃ終われないでしょ!]
「甘いもの、好きなんだ?」 「甘いもの……?そんな言葉でひと括りにしないでほしいわね。バウムクーヘンは神聖な食べ物なのよ」 「不可侵、なんだ……」 「完璧な円形に保たれた形状と、幾重にも幾重にも緻密に重なった生地の層。もはやデザートといった域を超えて、一種... [続きを読む]

受信: 2008年6月 7日 (土) 00:52

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