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くじびき勇者さま 7番札 誰がくじびき女王よ!?

 くじびき勇者さま 7番札 誰がくじびき女王よ!?
 著:清水文化  絵:牛木義隆   HJ文庫

 ここまで理想を語れるというのがすごい。科学技術により生活が豊かになる、その過程を徹底的に肯定して描く様子に、科学の楽しさを伝えたいのだというかつて読んだ(気がする)著者の言葉を思い出す。

 技術によって、メイベルによって社会が平和で豊かになっていく過程をひたすらに肯定的な面から扱い、あまりに一途で、作者の書きたいもの、肯定したいものへ、現実どうこうでなく理想としてのその形に、同意と楽しさを覚えてしまう。

 ありえないよと言いたくなる。ありえないけれど、科学技術が、科学技術の発展のもたらすものとして「そうであって欲しい事柄」を徹底的に肯定して描かれると、その通りで、いわゆる理系の一人としてはこういうところを目指したいのだと思えてしまう。

 まあ、物語としてはしかし、微妙。メイベルがあまり動くわけじゃなく、ひらめいたひらめいた作ってみてだったり整えられた舞台に降り立ったり。でも、自分で作った舞台じゃないなー、ドラマじゃないなーって感じが。メイベルの話を読みたくて、でもメイベルさんの話って感じがしないなーと。

 ところでこれ、続くっぽい気配があるけれど、どうなんだろう?いや、姉がちょこっと出たりクラウと婚約確定までなってナバルが本格的にかわいそうなことなって、これで終わりですなんてないだろうが、続くとしたらまた逃亡?

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