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椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!

 椅子とパソコンをなくせば会社は伸びる!
 著:酒巻久  祥伝社黄金文庫

 いつか、この本だったか発言だったかが物議をかもしていたような記憶がある。というわけで中古本で見かけたので興味本位で買ってみた。

 興味としては、1つにはタイトルの言葉のあげあしとったろうと思って、2つには社長がどうやって自分の意思の通りに下を動かせるのだろうかという方法論への興味。

 実務家だなというか、奇麗事言わない人だなってのがおおよその感想。経営の実績ではない部分、立つことによる健康云々とか、はどうなんだろうって疑問がある。また、営業でのとり方にしても、きれいも汚いもないって部分をちょっと顕にしてしまっている。言葉も口語に近く、良くも悪くも読みやすい。

 ただ、言っていること、やっていることは間違ってないなーって思う。やり方がねちっこいなーとは思うけれど、例えばタイトルの椅子をなくすってのは部下が自主的にやったこと。それが生産効率に反映したという実績でもって社内に広げたわけだし。目的を達成するための手段であるときっちり認識していて、効率として表れない部署に強要はしていない。

 また、上から命令をしているだけでは部下が育たないを実践している。部下が自主的に動くように仕向けることが部下の成長にも会社の成長にも正しいってのを正しく実践した結果が椅子をなくしたということ。その過程にはねちっこいやり方だなーと反発は覚えるが、間違いだとは思わない。

 パソコンをなくせばってのはタイトルにインパクトを与えるためかな。主張はパソコンをなくせではない。パソコンに向かっている時間の多くが遊んでいる時間で無駄であって損失が発生している。だから、ルールを厳格にするなどパソコンで遊んでいる時間による損失を減らさなければならない、という主張と実践例。変なところはない。

 この本と主張にはそこここに穴やこじつけがある。だから、感情論で批判してやろうと思えばかなり叩ける。しかし、この人の経営手腕とはなにか、どうやって利益率をそんなにも改善できたのかという点に関しては叩けない。正しいもの。確かな実績があるし、(かなり強引にも思えるが)部下に自主性をもたせる手法など人の動かし方や成長のさせ方は決して人を軽視した経営ではない。

 amazonで感想をざっと見ると批判が多いけれど、文章を一部抜き出して間違っているだとかだめだとか言っている感想はあてにしないほうがいいですよ。感情論で批判したろうってだけでしょうから。批判したろうってより、経営や人の使いかたに関して「どのように」と思いながら流し読みするのがいいんじゃないかと思う。この実績はすごい。どのようにその実績をなしえたかに注目するべきであって、間違い探しのために読むのは無駄。


 いやしかし関係ないが、横綱同士の対戦はいいね。この相撲はすげーな。

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