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映画:インセプション

 みた。前から2列目はあまり、よくないな。少し疲れる。もう少し背もたれを倒してリクライニングにしてくれればいいのだが。

 で、インセプション。ディカプリオが他人の夢へ入り込み情報を盗む企業スパイ、でいいのかな。渡辺謙がちょっとやーさん的日本人観の入った実に行動的な企業トップ。最初と最後ひとつ前の演出がおもしろい。登場人物にも、観る側にも約束を思い出させる言葉と行動、トーテム。なるほどこいつが主人公でこいつの話だと植え付けられ、認めるほかない。そして最後、これはどっちで、彼にとってはどれが「あり」な現実になるのか?と観終わった後からずっと考えてしまった。この点で、自分の負け。

 ただ、夢のなかだからという担保があるとはいえ、多少、途中のアクションはチープに思える。夢のなかでは物理法則を曲げることもできるという点、夢を見ている身体の周囲の状況に夢自体が影響されている様子の表現は、設定だけでなく映像からも想像力が指摘されてわくわくとした。けれどアクションシーンには、特に前者はほとんど全く使われないこともあって、虚仮威しな設定で終わっちゃってたなぁ。なんだろうな。

 設定に関しては、細かくはけっこう齟齬があるように思えてならない。例えば、鎮静剤が強すぎるから死んでも目覚めない。となれば、第一段階の夢は、結局その場に一週間いなくてはならなかったのでは?あの後どうしたんだろう。また、最後水の中で渡辺謙の目が開いていたような?(しかしこの目が開いていたことは、どちらであるかを含ませる、迷わせるための布石の一つだろうとも思う。)

 最後がどうなのか、すっきりしないが、こういう強制的に考えさせる終わり方は嫌いじゃない。感情と思考を揺り動かされたという意味で悪くない。まあ、がんがんに動かされてトラウマになるときもあるが。。。


 物語についてまるで触れていないことに気づいた。ようは、夢に理想な世界作ってずっと妻と暮らしたけれどやっぱり現実戻ることにしようと夫が言い出した。でも妻はこのまま夢のなかでいいと主張した。それをなんとかかんとか「説得」して現実戻ったら妻がヤンデレ化して、トラウマでその後夫は夢にもぐるたびにヤンデレな妻と対面することになってしまった。今回ビッグな仕事を通してヤンデレ妻のトラウマを解消した。そんな話。
 設定や構成が印象に残って話はあんまり残ってないな。

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