カテゴリー「その他(本以外)」の11件の投稿

映画:インセプション

 みた。前から2列目はあまり、よくないな。少し疲れる。もう少し背もたれを倒してリクライニングにしてくれればいいのだが。

 で、インセプション。ディカプリオが他人の夢へ入り込み情報を盗む企業スパイ、でいいのかな。渡辺謙がちょっとやーさん的日本人観の入った実に行動的な企業トップ。最初と最後ひとつ前の演出がおもしろい。登場人物にも、観る側にも約束を思い出させる言葉と行動、トーテム。なるほどこいつが主人公でこいつの話だと植え付けられ、認めるほかない。そして最後、これはどっちで、彼にとってはどれが「あり」な現実になるのか?と観終わった後からずっと考えてしまった。この点で、自分の負け。

 ただ、夢のなかだからという担保があるとはいえ、多少、途中のアクションはチープに思える。夢のなかでは物理法則を曲げることもできるという点、夢を見ている身体の周囲の状況に夢自体が影響されている様子の表現は、設定だけでなく映像からも想像力が指摘されてわくわくとした。けれどアクションシーンには、特に前者はほとんど全く使われないこともあって、虚仮威しな設定で終わっちゃってたなぁ。なんだろうな。

 設定に関しては、細かくはけっこう齟齬があるように思えてならない。例えば、鎮静剤が強すぎるから死んでも目覚めない。となれば、第一段階の夢は、結局その場に一週間いなくてはならなかったのでは?あの後どうしたんだろう。また、最後水の中で渡辺謙の目が開いていたような?(しかしこの目が開いていたことは、どちらであるかを含ませる、迷わせるための布石の一つだろうとも思う。)

 最後がどうなのか、すっきりしないが、こういう強制的に考えさせる終わり方は嫌いじゃない。感情と思考を揺り動かされたという意味で悪くない。まあ、がんがんに動かされてトラウマになるときもあるが。。。


 物語についてまるで触れていないことに気づいた。ようは、夢に理想な世界作ってずっと妻と暮らしたけれどやっぱり現実戻ることにしようと夫が言い出した。でも妻はこのまま夢のなかでいいと主張した。それをなんとかかんとか「説得」して現実戻ったら妻がヤンデレ化して、トラウマでその後夫は夢にもぐるたびにヤンデレな妻と対面することになってしまった。今回ビッグな仕事を通してヤンデレ妻のトラウマを解消した。そんな話。
 設定や構成が印象に残って話はあんまり残ってないな。

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映画:シャッターアイランド

 設定に引かれて、公開最終日に衝動的に見た。なにかおかしいと思うのが実は正しいのだというのにおもしろいと思った。

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映画:第9地区

 またまたウルトラジャンプで紹介されていたのを見たんだったけかな?どこでこのタイトルの噂を見たか聞いたかはよく覚えていないが、なにやらおもしろげに思えたので見てきた。

 とりあえず、水風船を破裂させたように人が吹っ飛ぶとか、手斧で自分の指切断とか、なかなか醜悪な外見のエイリアンでさらには生体実験とかでポップコーン食いながら見る話ではない、ってのは確かだね。自分の前の席に座った人が、映画始まってもまだポップコーンぼりぼりと音たてて食っててうぜーなー思っていたのだが、終わってみればざまぁを通り越して同情を覚えた。

 で、見終わって家帰って、期待して検索してみたのさ。適当な批評サイトでいいや、どうせずたぼろだろうと。でだ。正直不思議でならない。なんで評価がいいのだろう。え、なにこれ?って感じだったんだがなぁ。B級として、無茶苦茶だけれど作者のやりたいことを詰め込んだのがいいんだよといわれたら、その点には同意する。けれど、どうにも疑問に思っちゃってだめだ。俺にはおもしろさがわかんなかった。中途半端。

 感想として一言にまとめると、つまんないんだけれど一応最後まで読めるくらいにはぐろとアクションで惹きつけるライトノベルって感じ。ぐろいなーえぐいなー正直な人間だなーと思い続けて、しかし途中で疑問の蓄積が自分の限界を超えた。冷めちゃってもうだめだ。すべての展開が上滑りする。厨二魂をくすぐるようなアーマーに楽しくなったけれどさ、ここは俺にまかせて先に行けってすばらしい。けれど疑問を置き去りに場面を展開させて見るものをひきつける内容のものに対しては、要求レベルが高いのだ、自分は。気になるタイプの人間なもので。細かいことなんざどうでもいいというほどに魅せてくれるか、後で回収して頷かせてくれるかして欲しいんだよなぁ。で、これはそのどちらでもなかった。

 最後には、なんだこれ、なんで?そうなった理由、状況が作られた理由、その行動になった理由、疑問が浮かんで、これなんだろうとなった。なんだろうなぁ、内容がぼやけて宣伝文句に困ったから、最後の段階で人種差別を想起させる事柄を隠喩から直喩へと変更して話題作ったんじゃねーのとか思ってしまった。

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映画:なのは劇場版

 せっかく久しぶりの映画館であるので、続けてこちらも見てみる。

 概要とキャラクターとネタ要素は知りつつも、実はアニメ本体を見たことがなかった。なので、観てみる。物語としては中盤で退屈になった。過去の盛り込みがなんかな、醒めた。序盤のやけに気合の入った変身シーンと衝突、後半の燃え展開からキマシタワーな展開は、映像とキャラクターに取り込まれるのだけれど、物語としての勝負ではちょっと、中盤がきつかった(まあ物語だけ求めているのならそもそもアニメ映画を観にいかないのだけれど)。どうしてもCCさくらが頭にあって比べてしまうところがあったのだけれど、中盤以降は違う形が打ち出されていて、その点は素直にすごいなーと思った。

 しかしながら、その中盤に余計なことが気になってしまって終盤のお涙頂戴は半笑いになってしまった。フェイトの母親、いつから悪の女幹部コスになったのだろう。というかフェイトが鞭打たれてたシーンやたらにえろいよね。山猫の遣い魔もかわいい。けれど、過去のシリアスな重要な出来事なんだろうが、いつから普通の母親的な服装が女幹部コスになったのだろうというのが気になって気になって。フェイトが母親に一番言いたかったことは昔の服装に戻ってということではなかろうかなどと考えている始末。過去を示すことが現在をひっくりかえしシリアスにも感動にもつながるところなのだろうが、現在とのフェイト母の服装のギャップが笑えてきてしまって。

 もう一つ、物語や戦闘の役割や立ち位置的にユーノがヒロインに思えてならない。容姿的にもユーノがヒロインってけっこうありじゃね?と最序盤に思って以降はなんというか、悶々と。なのはさんに対するサポート役というか、引き立て役なところがそれを加速させるのだろうか。まあびみょうに存在感薄かったけれど。最後の、セリフと声がやけに男まえなフェイトと、恋人を戦争に送る許嫁かよと思えてくるなのはのシーンではユーノが人型だったのかフェレットだったのかすら忘れてしまった。

 まあまあ、かな。そういえば釘宮の声が判別できた。

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映画:サロゲート

 なんとなく映画を観にいった。ウルトラジャンプの後のほうで紹介されていた(でもって、おもしろそうだと思った)ものがちょうどやっていたので、それ。

 サロゲート、観終わった感じとしては、物足りないのと、残念なのとが一つずつだろうか。
 世界設定はおもしろいと思った。もともと、ウルジャンの紹介でも設定が印象に残っていたのだが、あの自分そっくりな外見のロボを作った教授をマトリックスの方向に、線分で結んで1/3ちょい前くらい(適当な感覚で)まで進化させたようなものだろうか。機械が人体と同様に外界を感覚し、その感覚の信号が遅延も劣化もなく脳にまで伝わるならば、人の感覚器官は生身そのものである必要がない。人の認識も判断もすべてが脳の信号によるものであるならば、身体は替えが利く。この考えが実際となっている世界設定自体はおもしろい。そのなかでの人々の光景、適応の描写はありうるべき未来の姿を眺めているようで、そしてまたこれからの人の進化の方向を考える契機ともなっておもしろかった。

 が、その描き方がちょっと物足りないと思った。演技としての生身とサロゲートとの違いの演じわけはなかなかおもしろく、2つの存在が混ざったどこか噛み合わない感のある世界の描写は、今現在と違う世界であるということを強調する。しかし、そこに生きる人々が、最後のオチに向かった、一様な面だけ取り出されているように思えてちょっとな。つまりは、自分自身としては明確に言葉に出して事前に準備していたわけではないが、この映画に向き合う姿勢として、脳があればよい、科学の進歩万歳な方向を期待していたわけだ。だから序盤等の世界設定には楽しみを覚えていたわけだ。しかしながら、中盤からどうも嫌な予感がし始める。まさか典型的な人間性万歳になりはしないだろうなと悪い予感を覚えるような展開をし始める。生身同士の、人間同士に回帰しようとか、世界を人の手にとか、そういうのは勘弁してくれと思いつつみていた。終盤は、生身の人同士がかけがえのないものだなんて陳腐な結論にならないでくれよと祈りながら観ていた。……なんだけれどなぁ、結末が残念でならない。そんな陳腐な。それならまだ大量虐殺のほうが思うところが残った。自分自身の喪失した世界での同意の必要のない正解を見せ付けて欲しかった。何かありきたりに「正しい」結末なのが残念だ。

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映画:バイオハザードIII

 そういえばホラー映画は苦手だった、と見始めて10分くらいしてから後悔していたという体たらく。たぶん他人からもわかるくらいにびくびくっと反応してたような気がする。ただ、ホラー映画というかアクション映画というか、びっくりさせよう映画?いかにもな音楽が盛り上がってわぁ、音楽がだんだんでかくなってぎゃー、の繰り返し。びっくりはすごいしたけれど、怖かったとはまたなにか違うような。

 ストーリーはウェスカーになにか笑えたのとグルカナイフでざっくざく暴れたのが笑えたのと物理的にその数は無理じゃないかと笑えたのと次回作は100人のミラ・ジョボヴィッチがマトリックスオフやりましたになるなと笑ったくらい。ワンパターンとはいえびっくりしすぎで厭になっていたので無理やり笑いどころと解釈していた。まったくストーリーに対する感想じゃないが。でもドラマとしておもしろいところってなにかあったのかな。

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映画:善き人のためのソナタ

 なかなかおもしろい。特に、最後の瞬間への収束の仕方はすごい。なんとなく予想できる最後があって、やばいやばいこれは泣きそうだと思いながら期待もしながら観ていたらその一瞬にきっちり収束する。最後、あの一文はやっぱりなと思いつつすごい泣きそうになってしまった。あの場面で終わるというのも涙を助長する。友人とつれだって観にいったので、ちょっと意地はって我慢したけれど、一人で見てたら決壊級。

 芸術によって変わる、ということだとすればかなりの部分で行動の整合性が理解できた。ただ、幾つかなんでその行動をしたのだろうと思うところもある。売春婦と自白したところとは、未だなぜといまいち釈然としないところが。
 しかし、全体は細かなつながりがきっちり映画のなかにまとまっていて、行動や言葉や映像やらが物語から放り出されていない。わかりやすくそうしてるだけかもしれないが、なかなか。

 権力を笠に着て無理矢理とはなんてえろげちっくな、とか、なんでこの人涙流してるの、とか思ったりもしましたが、最後の収束の仕方がすごいなと。監視社会やらということを考えるとまたいろいろ言えるのだろうけれど、そういうのなしに単純に感動してました。
 善き人のためのソナタというタイトルが映画をきっちり表し、そして物語の主軸を完全に言い表している。ここまでタイトルと中身とが一致して相乗効果を覚えた映画はなかなかなかったと思う。いやまあ、たいした数の映画を観てませんけどね、自分。

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フィギュア 堀内さな デビルタイプ (写真なし)

堀内さな デビルタイプ (コトブキヤ) 買った。
しかしフィギュアに関しての投稿なのに写真は一枚もありません。

つい最近のたま姉フィギュアのレビュー眺めて思ってましたが、
これもぱんつがえろいことになってるなー。

胸パーツ付け替え可能とありますが、
えろいほうのが最初からついてました。
このポーズ見た目として二重に意味あるんだなー。
単純に見た目としてと胸パーツの線を隠すためと。

台座に固定式でないのと重心が前に偏ってるのでちょっと地震が怖いかな。
少し揺れたりすると前に倒れるかも。

いやーでもいいでき。
原作はやってませんが。

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(映画) エコール

意味がよくわからないです。
ロリとか百合とか目にしたんで見に行ったんですけど、
ロリとか百合とか以前によくわからない。
というかロリ目当てで見に行っても
あまり嬉しくなるところはないんじゃなかろうか。
人によるだろうけれどさ。
百合にしてもあんまり。

いずれにしても、そういう視点では撮られていないと思う。
ロリっ気は強いが、日本的な萌えとかエロスのロリではないので
そういう視点からは微妙。
もしそういう視点から撮られた映画だとしたらフランス人を尊敬する。
まったく伝わらなかったけれど。


虫かごのなかの蝶(というかサナギ)だろうか、この話は。
かごのなかに安住していれば綺麗な蝶としていつか出してもらえる。
羽化直後はかごに閉じ込められたまま観賞されるが、そのうち出される。
特に優秀なものは早くに。
しかし出ようとすればペナルティが襲ってくる。

被せかたがあからさますぎてそう思ってしまうが表面的に過ぎるかな。
“卒業”する生徒への蝶を離しての説明。
離された蝶がすぐに交尾に向かうという流れ。
“観客”を前にしての蝶の羽をつけてのダンス。
そのダンスではなく、見ている観客と観客に見られていることを強調する視点。
“卒業”した生徒が噴水で遊び少年(青年)との接触で終わるという構成。

innocence とでかでかと出てくるということは上の視点にさらに
被せて少女に視点を戻しての解釈ができると思う。


まあ、娯楽映画ではない。
でもって、フランス映画だなぁと、これまた偏見をもって思ったのでした。

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(映画) 硫黄島からの手紙

自分自身の現状への申し訳なさから泣ける。
戦って死んだ祖先の想いに応えられる人間であるのかどうか、
それを思って泣ける。
現実味もなく普段省みることもないゆえか、戦争で戦った人々を
突きつけられるとなにか今の自分が無性に申し訳がない。


ただ、映画館では泣くに至らなかったけれど。
戦争へなんらの思うところがあるのなら(そして見た結果なにか思うのなら)
別だが、映画としてだけ見るのなら正直微妙。

あの戦争でのリアルを描くという意味でなら、あり。
だが、あまり一般に泣ける映画とは言い難い。
少なくとも若いカップルがクリスマスに選択するものではないと思う。

偏見が入ってることを自覚して言わせてもらえば
アメリカ人がこれに賞を与えるのはわかる。
彼らは(戦争の)リアルさと家族愛が大好きだから。
これと対をなしてる星条旗ではそれに風刺が加わってぼやけたが、
今回は風刺が戦場でのリアルさに組み込まれ全体がそれほどぼやけない。
映画としても星条旗よりこちらが物語的まとまりや
おもしろさ(あまり使いたくない表現ではあるが)を感じたかな。
届けられなかった手紙というのは強烈だ。


こういう映画が作られ多くの人に見られているということは
意味を持っているのだろう。でもたぶん、アメリカ人がトップに
たったからこそこういう映画を作ることができたのだろうな。
おそらく日本人がトップでは技術以前の問題で潰される。
そうでなければ左右に極端に揺れるか。
そう思えてしまう今の日本が残念だ。

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