カテゴリー「富士見ファンタジア」の30件の投稿

RPG W(・∀・)RL 1 ―ろーぷれ・わーるど―

 RPG W(・∀・)RL 1 ―ろーぷれ・わーるど―
 著:吉村夜 絵:てんまそ  富士見ファンタジア

 読んだけれど感想を忘れたのとり。

 ろーぷれぐるぐるってのが昔あったけれど、なにかつながりあるのかな?おぼろげにしか覚えてないのでどこがどうといえないが。

 何が常識であるか、という常識の違いをいわゆる特殊能力ものにきっちり取り入れたとして、その極端な場合、といえるかもしれない。ゲームの世界にそのゲームの世界の人物のスペックを持って、しかし現実世界の常識を維持したまま入り込む。

 数十年後にはそういうゲームが出る世の中になるか、まだ無理か。
 ゲーム脳乙か厨二病患者か廃人の理想かが、外から眺めるだけでなく、そこに放り込まれた場合の周囲との感覚という点でおもしろい、かもしれない。

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封仙娘娘追宝録11 天を決する大団円(下)

 封仙娘娘追宝録11 天を決する大団円(下)
 著:ろくごまるに  絵:ひさいちよしき  富士見ファンタジア文庫

 そうきたか。わかった。そうきたか!
 つながってしまった。説明をつけられてしまった。やられた!!

 ちょっと間が開いてしまったから前の巻読み直してからと思ったが、実物前にしてそんな悠長なこといえるほど余裕はなかったよ。数日が限度だった。手に取るとどうしても読み出したくなるからここ数日は手に触れないように、視界に入らないようにとがんばっていたものだ。誇張だけれど。

 理由付けが素敵すぎる。勝敗のつけ方、決着のつけ方、その後の次第、すべて説明つけられる。なんかよくわかんないけれど主に感情的な理由で一時的なぱわーあっぷしてなんとかなりました的な決着が恋しくなる。一貫した理由の連鎖する世界に取り込まれる。

 語りたいこと、賞賛したいこと、シリーズ全部一気に読み直して確認して追加したいこと、大量にある。だがもはや、言葉を重ねるほど感情がさめてしまう。このシリーズの終わりで懸念が一つ消えた。あとがき読み終わっての、満足感と喪失感に泣きそうだ。

 泣きながらに一つの時代とろくごに感謝を。
 ありがとう。

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スプライトシュピーゲル IV テンペスト

 スプライトシュピーゲル IV テンペスト
 著:冲方丁 絵:はいむらきよたか

 夢を見るな。

 いい言葉だ。いい言葉にしている物語がすごい。なにより、熱い。
 守りきることができずに、証人が殺され続けていく話なのに、信念に殉じた言葉、姿勢が熱い。自分がいなくなっても受け継がれる、この流れが必ず続いていくという想い。

 導き手たる大人の渋さがいい。「よいこと」、「ただしいこと」によって理想的な結果が得られるとは限らない。無限に待ち構える徒労感との戦いに、挫折を繰り返してもその度に立ち上がらなければならない。伝え、体現する大人にしびれる。

 物語のなかで物事への視点をひっくり返すタイミングが実に巧妙で感情に訴えかける。主に初めは負の側面を述べるのに、なんとも肝心なところで正の面を持ち出してくる。泣けてくるね。

 それでも、夢を抱け、ってーのがやっぱいいな。

 鳳の話だったなぁ。分厚さにひけてちょっと手をつけるのが遅くなったが、もっとはやく読んでればよかった。読むのにけっこう時間かかって疲れる内容で、それでも読むのやめらんなくて。実におもしろかった。水問題を国際社会での重要問題としたのも個人的にストライクなのです。

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七人の武器屋 飛べ! エクス・ガリバーズ!!

 七人の武器屋 飛べ! エクス・ガリバーズ!!  著:大楽絢太 絵:今野隼史  富士見ファンタジア文庫

 あれ?最終巻じゃなかった。

 というのはおいといて、あいかわらず勢いで突っ走るのがいい感じです。ただ、多少息切れ感というか、シリーズの再開は隠れ熱血ケンジの意外性に細かなことを無視して強引にひっぱられてそれが楽しかったんだが、マーガスに戻って相変わらずの展開に若干飽きが。

 もともと一巻構成で考えていたからか、今回の物語だけでいうと合流していくつか気になってたこと明かされて今後の方針決まって、そして途中で詰まったという中途半端感を覚えてしまった。ジャンがいいキャラしてんなーって今回も笑えたりしたが、どうも燃えきらないというか突っかかる。

 今日は序章だけ読んで寝ようと開いて、なんだかんだで一気に読み終わったくらいに勢いはあって、この巻だけでみれば悪いなんてことはないのだけれど、終わるって期待して読んだからちょっと肩すかし食らった。

 物々しい姿じゃなきゃだめなわけがないが、しかし、ペンギンの群れ、なぁ。それがアイデンティティとは思うが、モップなのかー。うーん、ちょっと、ノリについていけなくなってきたかもしれない。

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ソード・ワールド・ノベル 輝け!へっぽこ冒険譚3

 ソード・ワールド・ノベル 輝け!へっぽこ冒険譚3   著:秋田みやび 絵:浜田よしかづ

 懐かしい。そして微妙なところで容赦ないな。でもって次の巻にはエキューもでるフラグか。

 ああ、あの頃かーという懐かしさと、そして成長を取り入れているのがいいな。リプレイ展開の隙間にオリジナルな話を入れている形態だけれども、もとのリプレイとリンクしている分キャラクターの成長を感じやすい。イリーナ側と、相手側もまた成長していることがおもしろい。
 成長というか、変化しているといったほうがしっくりくるかもしれない。装備と能力の変化、考え方と姿勢の変化、そしてその変化が話にきっちり絡まったのがやはりおもしろい。変化があるのは当然なんだけれど、その変化があったからこの行動になったとか、そういうの。使い魔の描かれ方が、これがフェルツの中身にどう結び付くのかどうかが楽しみ。

 枝葉末節なところだけれど、誰が話してるのか行動してるのかがわかりにくい、というより明らかに混ざってるようなってのが出だしにあったのがちょっと残念かな。前の巻にもそういうのあったような気がするし。1か所そうなだけで全体はまったく読みやすいしひっかかるところはないのだが。

 しかし、自然な結末とはいえ、容赦ないな。

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七人の武器屋 ノース・エンデ・クライシス!

 七人の武器屋 ノース・エンデ・クライシス!   著:大楽絢太 絵:今野隼史  富士見ファンタジア

 相変わらずなんか馬鹿で、けれど勢いと熱さがいい。書き下ろしでない短編は馬鹿な部分が強いかな。アレな例えさせてもらえば、前半は普通の立ち上がりなのだけれど、中盤でちょwwwなにそれwwwwwとギア入って落ち着いてつっこみ入れる前にとんとんと話が進んで終わる。というか短編だとジャンが勢い要員だってのが顕著だな。あと世界設定とか強さのインフレとか貨幣価値とか細かいこと気にしないのも顕著。でもそれがいい。

 前巻のラストにつながる書き下ろしの二つは青臭い熱さと無駄な勢いがあいかわらずでいい。馬鹿らしくも青臭くもまっすぐでお約束的なのが笑えるのになにか熱くておもしろい。憎まれ役なリーダーのおっさんもさりげに熱いこと言ってるじゃないか。

 そしてこれで話がつながって、次が3月くらいに最終巻予定と。

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クジラのソラ04

 クジラのソラ04  著:瀬尾つかさ  絵:菊池政治  富士見ファンタジア

わたしは間違っているかもしれない。正しく収まろうとしているものをしっちゃかめっちゃかにしてしまうかもしれない。だけどわたしは迷わないわ。自分がこうと思ったことを貫いてみせる。戦い抜いてみせる

 これがこのシリーズなんだろう。主人公は最強じゃない。強いけれど、才能があるけれど、傍らにはもっと上がいる。そいつらにおいていかれる、差を見せつけられる、傍観者になってしまう。けれど傍観者で終わり諦めることを認めず、その意志の強さで自分にできることをがむしゃらにやりぬくのだ。

 しかしてスケールがぶっとんでるなぁ。いままでの巻もスケールの拡大に毎回驚いて笑って興奮していたとはいえ、シリーズの終着点が、この物語のたどり着いたところが宇宙規模の文明に人類が参加するところだとは。読みはじめたときはこんな方向で物語が収束するとは思いもしなかった。

 …てっきり雫と冬湖の百合な未来につながるものだとばかり。人類ほとんどすべて絶滅したりとかした先の未来で何もない宇宙空間だったところで二人語ってるとかそんなの。しかしそれはともあれ二人の位置の対比はとてもおもしろくてぞくぞくときた。1巻2巻での責め受けの対比のように最初と最後でのゲームを通した対比がああもうやっぱりと思いながらもぞくぞくと。

 物語の終結として、スケールが拡がりまくってるわりにはやってること中心として書かれることは拡大してなくてどこか小さくまとまった感が不思議とある。けれど、それが雫が主人公であるこのお話なのかもね。おもしろかった。

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スプライトシュピーゲル III いかづちの日と自由の朝

 スプライトシュピーゲル III いかづちの日と自由の朝  著:冲方丁 絵:はいむらきよたか  富士見ファンタジア

 ああ、こいつはうぶかただ。強烈でぞわぞわとクルやつだ。

 近未来という設定をいかした現在の現実からのえぐい発展とスパイとまったく万全でない状況で最善へ突貫する熱い思いと行動と。どこか突飛な設定や人物や展開のどれかに頼っているわけではなく、しかし組み合わせた調理がやたらにうまい。もう、むちゃくちゃに熱い。いや、助けが入るんでしょ、復活するんでしょと、その助けが入る瞬間をどこか冷めた頭で待ちながら(でも同時に助けが入ってくれることを期待しながら)読み進めても、いつまでも助勢はない。いまそのときに持ちうる力で、スマートになんてできなくて、それでも“やるべきこと”をやりとげる。どこまでも劣性の展開のなかで勝ち取る。そんな状況だから壊してしまった関係と、そんな状況だからこそより強く結びあった関係とが物語をさらにぞくぞくとさせる。

 大切なものを盗んでいきました。あなたの心です。が真面目に存在してて、なんだそれはマジなのかと笑ってしまいたくなるようなことなのに、全然笑えない。築かれていた新たな関係と心とに胸を突かれる。

 いや、まったくすごいな。しかもこの24形式を短編連載でやったとか、正気じゃない。おまけ小劇場のついに狂ったか的な狂気がまさに。

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アビスゲート (1) 果て見えぬ淵の畔に

 アビスゲート (1) 果て見えぬ淵の畔に  著:神坂一 絵:芳住和之  富士見ファンタジア

 相変わらず、導入はもうなんか強引でありながら、話が進むにつれて巻き込まれた出来事がどういったものなのか、世界がどうまわっているのかが気になる気になる。

 前半では描写薄いしあっさりだしその行動はどうしてなんだいわからんなーちょっといまいちかなーと思いながら、しかし後半になるにつれて目的・原因・理由はわからずとも何をやってるのか何が起こってるのかがわかりだしてなんでだろうどうしてだろうと話が気になってくる。

 しっかりとファンタジー世界で直接戦ってる敵モンスター?も面妖(笑)であっさり人死んで文章はあっさりなのに時折妙に重くなったり。軽いやりとり少なめ、重さも少なめ。で、黒い画策してる存在があってだけれどその存在が隠されず描かれるのでちょっと重め黒め。もしかして中身は人なのかと思わせるあたりがずっしり重くて、どういうことなのとぐいと話にひきこまれた。

 バトル分はそれほどではないが世界設定とそのなかで登場人物がどう動くのか、どんな役割になっているのだろうかと物語が気になります。

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BLACK BLOOD BROTHERS 8

 BLACK BLOOD BROTHERS 8 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 宣戦恋歌―  著:あざの耕平 絵:草河遊也  富士見ファンタジア

 これが盛り上がらずにいられようか。まさに宣戦。第二部終焉の敗北からの立ち直りとはっきりした対決の宣言。取り戻すための各自の想いと決意と行動があらわれる。

 第三部のプロローグのようなもので話はまだ落ち着きと若干の停滞感がある。特にミミコは完全に立ち上がるまで時間がかかる。ギルバートのあたりはなんか空気違うくない?とか思ったり。でもそれがゆえに、覚悟を決めたことによる開放感が強い。その時にむけて抑えられ、ためられているモノへの期待がもう膨らむふくらむ。熱いバトルやってるわけじゃなく、いわばひたすら準備してる段階ともいえる。でもこの巻まで積み重ねられてきたものが、その準備のむかう先へと期待を導く。先がどうなるのか、次からの展開に期待して気分が盛り上がってしまう。

 いやもう楽しみでしょうがない。展開はまだ抑えられているのに、熱くなってしまう。次が読みたい。9巻まだー?

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