カテゴリー「富士見ミステリ」の10件の投稿

マルタ・サギーは探偵ですか?7

 マルタ・サギーは探偵ですか?7 マイラブ
 著:野梨原花南 絵:すみ兵  富士見ミステリ

 終わらせたくないなぁと読み出すのまでに少々渋った。最終巻。

 web kadokawaにあった内容紹介となんか違うくね?と思い始めたところで発動なマルタはばかだなぁに焦る。いやいや、ここまできてそれはないよ。中身が大人になったマルタに、そんな行動は望んじゃいない。

 バーチが動揺してるのを見るのは楽しいなー。いい話にまとめすぎな、デアスミスのあたりをぬるくしすぎな感はあるけれど、でもまあいいや。マルタにはこれくらいのぬるさがちょうどいい。ばかだなぁって和むマルタが、行動力ついた立派なやつになったじゃないか。最後またうじったけれど、派手にひっくり返してらぶいからもうかまわない。

 長編1巻2巻のころに短編はおもしろいんだがなーとおまけ扱いしていた長編を、いつのまに楽しみに待つようになっていたのやら。ほんとう、おもしろくて、楽しかったぜ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マルタ・サギーは探偵ですか?6

 マルタ・サギーは探偵ですか?6 オスタスの守護者  著:野梨原花南 絵:すみ兵  富士見ミステリ

 次で最終巻だって!? いや確かに流れ的にはそれもありかもしれないが、しかし解決してないことばかりでしかも毎回薄いんだからそんなどれだけ一気に解決するのかそれともぶん投げるのか。いや、長編としてのキモはリッツなのだから、それさえ押さえればあとは実はぶんなげられても。いやマルタとバーチの結末も書いてもらわなければ。ところでウイドウってなんですか。


 中身だけ年取ったマルタがいいね。どこかさとった乾いたところもありながら、それでも残ってる子供のようなまっすぐさ。ずっと大人にみえて子供っぽさと少女っぽさがでまくりなバーチとあわさるともうにやにやにやにやにあやなああじょあtk;j。

 そんな、楽しくてしょうがないのと同時に重い場面も挟まる。マルタの成長と行動が引き起こした重さだってのが、またいいな。ぬるま湯を抜け出した結果にきっちり立ち向かって。リッツもその変化に引き込まれて。あの力をほしがった刑事も資料庫もサインもあの場面全部が最終巻への伏線に思えて困る。

 すなおにハッピーエンドになんてむかいそうもない気配ばかり感じてしまって困る。けれど楽しみでしょうがない。もっと読み続けたいっても思うけれど。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ぼくのご主人様!?5

 ぼくのご主人様!?5   著:鷹野祐希 絵:和泉つばす  富士見ミステリ

 蛇足じゃない?と思いつつも完結編を読み。入れ替わりに関してをすっきりと片付けて、完結だなぁと実感できる内容でした。良くも悪くもひっかかりを覚えず、あっさり読めた。いままでの入れ替わりをしたことのある人物とメイド側なあっちが話の中心でまわっていて、サブキャラがあくまでサブのままで、らしい主張はしても表立って出てこないのがよかったです。入れ替わりにかかわる事柄が常に中心に感じられて。

 まあまあにおもしろかった。しかしどうしてまたそんなにきょにゅーっての強調していたんだろーなー。メイド服にはおっぱいおっきいほうがというこだわりか。けれどできるメイドさんの位置にはスレンダーなからだつきなキャラを配置なんだよな。むしろメイドへのこだわりか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ

 幽霊列車とこんぺい糖 メモリー・オブ・リガヤ  著:木ノ歌詠  著:尾崎弘宣  富士見ミステリ

 こいつ、ガチだった。百合として。話もまた。系統としてはたまに富士ミスに現れる、言ってみれば砂糖菓子系?な話で、けっこう暗く深く沈んでる。救いがある話にはなってる。でも、世界がいびつで人物もゆがんでいる。半分は確実に壊れているなかで、主人公とリガヤの壊れながらに生きてるさまにひきつけられる。

 正確にいえば壊れていびつであると把握できるのは後半で、結局最終的に主人公は自殺しねーだろーと思いつつ読んでるとどんどんこの作中の世界と人物の壊れているさまを見せられる。薄くゆっくりとだけれど鬱々としたものが読んでて心に積み重なっていく。自分の好みとしては、最初からすべて突きつけられるともうやってらんない読んでらんないくらいに壊れてるのだけれど、次第に了解していく形だからか、むしろどういうことになっているのかにひきつけられて先が気になってしまう。

 おもしろかったと素直にはいいがたい。百合として、もうごちそうさまですってものだったけれど、この壊れていびつな世界にはどうも鬱々とされてしまって素直におもしろかったと言えない。でも話にはのめり込んだ。この人が次に何だすかも注目すると思う。(この人のデビュー作のときはつまんねわかんねって感じの感想を2chに投下してたが。そういえば百合好きだという情報もあったな。)


 しかし、えろいなこんぺい糖。雰囲気での演出が物足りなく感じるが。生の側に連れ戻したキスに対し、過去の姉妹でのキスはベクトルが死のほうか。同じ行為で違う意味というのはいいものだよね。…という方向に気楽で百合で頭ゆるめな感想書こうとちょっとは努力したのだけれど、どうもこういう感想になっちゃった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

食卓にビールを6

 食卓にビールを6  著:小林めぐみ 絵:剣康之  富士見ミステリー

 3つ。
 ・え?これ最終巻なの?
 ・帯とってもぱんつがちょっとしか見えないなんてひどい!
 ・裏表紙上にして置いとくと自分が脚フェチになったみたいでちょっとどきどき

 ほぼまったくいつも通りで最終巻っぽいなにかがあるわけでもなく。いや、旦那の名前が明かされたのは最終巻だなぁってなったけどさ。

 途中まで普通の現代舞台な話なのが、ほんの一言(会話にしろ地の文にしろ)を境に宇宙スケールまで跳ね上がる。でもなぜかどんなオオゴトもあくまで主人公の周囲で完結して、ものすごく普通に現代の舞台に溶け込んでる。すっごいとんでるのに。その軽妙さがたまらんのですヨ。

 これで終わってしまうのかぁ。残念。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

マルタサギーは探偵ですか?5

 マルタサギーは探偵ですか?5 探偵の堕天
 著:野梨原花南 絵:すみ兵  富士見ミステリー

 ああもう、確かにマルタだ。この年数の経過は無理矢理に終わらせるつもりなのかと思いきや、ぐるんぐるんぐるん。マルタやっぱりどこか抜けてて、でも成長してかっこよくなったなぁ。

 まさに一皮むけたか。物語もまた新たに走り出しそうだ。だってなによりもマルタが大人になっちゃった。らぶいことになりそうだと、今回バーチとの会話はちょっとしかないのににやけがとまりません。

 蓑崎にてがすごい普通に、オスタスとかあっちを舞台としていた小説だったなんて忘れかねないほど普通に話になっていて、それでも次第にめくられて近づいていくのがわくわくで、ぐるぐるぐるでああやっぱりでもそこで受け止めて進むのがラブだろ決めるじゃないかマルタとなって最後にはバーチとの続きを思い巡らしてにやけてくる。

 いやもうまさにマルタサギー。やるなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

ぼくのご主人様!?4

 ぼくのご主人様!?4
 著:鷹野祐希 絵:和泉つばす  富士見ミステリ

何よりニーソックスじゃなくて黒タイツだ黒タイツ!
 同意する。ニーソックスやガーターとストッキングの組み合わせもありだが黒タイツという選択もすばらしいものだ。

 今回はまた強烈に、おもしろかったと言い切れないけれどまあおもしろかった、という何か微妙な心持ちになる。
 一巻からの物語の積み重なりがあるんだなと思える話とキャラの会話でなかなか楽しめた。でも、(表面上ではあるが)百合だと思ってたらパラレルに薔薇ってた、というのをまだ生かすのかとか、AAカップだとかEからFだとかパットが標準装備だとか女装疑惑追ってみたら相手がノリノリだったりとか、最後のは微妙にわくわくな展開だけれどなんでまあそういうのばっかりなのやら。ああでも、そうかこれに百合を期待するともれなくパラレルなホモ展開がついてきちゃうのか。
 まあそれでも楽しめたのは確か。最後の最後に展開がものすごく駆け足になるというのも、短編と中編だからかまたは展開の強引さをキャラの強引さにうまく変えたからか、今回は感じない。だというのに、それなりに楽しめたしおもしろかったけれどなんかひっかかっておもしろかったと言い切れない。微妙な感覚だ。

 しかしこの一巻での主人公、パラレルに飛ぶ前からメイドが着ている制服が好みだったからエロゲーに手を出すようなフェチというかマニアというかで月一で秋葉に行っていた過去があってメイド喫茶とメイド服にしっかりとしたこだわりを持つような、そんな設定だったのかー。きっとあれだな。えろいシーンで、「なんで全部脱がせてるんだ、まったくわかってない!」とか「着せたままとは流石わかってる」とか「残し方とはだけ方の加減がなかなか」とかやってたんだろうな。
 しっかり女装してのメイドイラストもかわいいから困る。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

しずるさんと無言の姫君たち  著:上遠野浩平

しずるさんと無言の姫君たち  著:上遠野浩平  富士見ミステリー文庫

これはすばらしく百合な小説ですね、というスタンスで読むのが
一番平和だろうなと思う。

この人の小説は大概が世界つながっているのだっけ?
今回はやたらにそういう方向に思わせぶりな発言が見えすぎて、
しずるさんがそのうち消されるんじゃないかと思えてなりません。

ブギーの世界とのつながりを探りながら読むか、
百合な話として読むのならけっこう楽しい。
でもそれらに無関心で読むなら微妙。

しずるさんの言葉はなかなか興味深かった。
真実意図しているのがどうであれ、なにか含みを考えたくなる
言葉に出会うとけっこう楽しい。
そして四話目のよーちゃんの言葉にびっくりなしずるさんが
百合的にはストレートです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マルタ・サギーは探偵ですか? 4  著:野梨原花南

マルタ・サギーは探偵ですか?4 恋の季節
著:野梨原花南  富士見ミステリー文庫

やばいよすごいよ、今回は。
もう途中までは恋の季節という副題通りな内容に
にやにやと笑いがとまらなくて客観的に観察されたら
きもい状態だったけれどそれでもやっぱり楽しくてしょうがなかった。

学生生活やらドクトルがときめいてたり駆け引きしたりと
いやもうすごい楽しい。

そんなすごい楽しいことになってたから、これはもう次はデートか
この巻で来るのか次の巻か?と楽しい予想をしながら後半を
どっか適当に名探偵のカード使うのかなーこのままとっちめて
終わりなのかなと軽く読んでたら崖から突き落とされた。

確かに前回から作者があとがきで言ってた。
もちろん直接にではないが。
そしてこの巻のなかでもそれにつながるようなことを言ってた。

しかし、この展開は予想外だ。
ジャックがこぼした、マルタが成長しないかぎり…というのに
つながるのだろうし、最後でのマルタはなんか漢をみせそうな
感にあふれているけれど、それでもこれはまじなのかー。


短編が本編とかいってたけれどこんなんやられては
長編が正しく本編なのだと認めざるをえない。
というかこんなん書けるのになんで長編一巻はあんななんですか。
長編の続きをはやく読みたくてしょうがない。
そしてLOVEなハッピーエンドがおとずれることを願ってやまない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ぼくのご主人様!?3  著:鷹野祐希

ぼくのご主人様!?3  著:鷹野祐希  富士見ミステリー文庫

すげーおもしろいわけじゃないけど、普通にはおもしろかった。

また入れ替わりかと最初はちょっとがっくりきたんですが、
その人物のなりと変遷をうまく使ってむしろヒロインを書いてるんだなと。
普通にも書けるんだなーと。
それと今回は謎を絡めてないのと物語が最後に急展開しないのがよかった。
少々平坦には感じるけれど、まあなかなか。

1巻は設定ぶっ飛んでるなと思ったものだけれど、文章は読みやすいので
ミステリなしにLOVEよせだけとなるとかなり普通に読めるんだなぁ。

最後くっつかせはせずに、でも「思い出だけでいいの?」という言葉に
悩んでいたヒロインをちゃんと吹っ切らせたのがいいね。
完全にハッピーなエンドには至ってないけれど、
いつまでも続いて欲しい幸せな時間にはたどり着いてるのがいい。

どうせならくっつかせてシリーズを終わって欲しいかな。
まあ、身分や華族やらが多く出ざるを得ないから、そうなるとなんか
雰囲気違う話になってしまうかなとも怖いのだけれど。

イラストはむしろモノクロのほうがいい感じ。胸でかい。しかし、
酔っ払った状態でなおかつ隠し持ってるんじゃないかと疑っているにせよ、
衆人のもとで胸をわしづかみはありえない。
あのカラーイラストをかかせたかっただけだろ、といいたい。
でもメイド服の上から変なおっさんにおっぱい掴まれてるところじゃなくて
濡れて肌にぴったりな夜着からすけるおっぱいをカラーでかけよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)