カテゴリー「ガガガ」の10件の投稿

リバース・ブラッド 5

 リバース・ブラッド 5
 著:一柳凪 絵:ヤス  ガガガ文庫

 さかさまだな、このシリーズは。しかし、それがいい。物語と言葉に戸惑い混乱し幻惑することを求めて読んでる節があるので、それがいい。ただなんかキャラの特徴づけがよくわかんないな。紬が肉をむさぼるさまや意味不明な経歴やにあの行動はどうも浮いて感じて、あまり好きな意味のわからなさではない。

 このロリコンは新鮮だった。母親似の娘にを逆転すれば確かにそうではあるが、発想が飛んでると感じざるをえない。すばらしい。呉羽の母親の向かった方向からロリコンの向かう方向が見えるようでわかるようで全然わからない。

 

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リバース・ブラッド (4)

 リバース・ブラッド (4)
 著:一柳凪  絵:ヤス  ガガガ文庫

 3巻の感想で、姉ルートが解放されたということですねとか言ってたわけですが、ルートが消滅しました。いや、この展開は予想してなかった。「さかさま」という言葉が強調されるだけはある物語。なんかだらだらと意味がわからない、雰囲気ものにしても少々満足するには今ひとつと思いきや、終盤に札を返されたらそうそうこれをこの物語に求めていたのだと引き込まれる。しかし、楽しい展開ではないな。

 思い返すに、姉のキャラが明かされた事実によってもなんら変わらない。一貫した行動と性格であったとわかるのが怖い。さかさまな行動をとり続けた人物がともに消され、まっすぐになったと思いきや、すべてを反転させるカウントダウンが始まる。

 さて、ミスリードと言葉の幻惑は気づかず囚われ、しかしいつかは囚われていることを自覚することでおもしろい。次へと、また、全体の再構成に期待。

 しかし、3巻が伏線っちゃ伏線だが、この巻につながるってだけなら大雑把というか、大味だなあ。それとも気づいていないだけだろうか。実際かなり忘れてはいるしな。

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リバース・ブラッド (3)

 リバース・ブラッド (3)
 著:一柳凪  絵:ヤス  ガガガ文庫

 姉ルートが解放されました、ということですね。


 うん、だめだ、感想が思いつかない。著者自ら四巻への布石的な意味合いが強いと述べているわけだし、素直に次をまとうか。

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リバース・ブラッド 2

 リバース・ブラッド 2
 著:一柳凪 絵:ヤス  ガガガ文庫

 みすてぃっく・あいでこの作者を知って、この作者を追うことを決めた身としてどんなモノが読みたいかといえば「こういう」モノ(別の面を見せてくれるのならそれも楽しみだが、とりあえずは素直に類似項をもつ「こういう」の)。魔術的小説なんて鼻で笑っちゃうような飾り言葉があらすじにくっついているが、しかし強く否定することができない。

 世界と空間がなんかおかしい。けれどその「おかしさ」が読みたいものであって、読んでる最中にはおかしいと思わず、奇妙な世界をまったく普通であると読み進めてしまう。

 ときに何気なさを装う言葉と行動が、またはさも伏線ですと声高に叫んでる言葉と行動が物語展開に結びついていたんですよと主張してくれるのがむしろ楽しくなる。

 主人公がいまおかれている異常な状況に注目させず異常と思わせずいつのまにかいたって平和な日常と化していて、なのにふと異常さを思い出させる。シリーズ全体にまたがってなにかしかけてんのかなと期待してしまう。

 まあつまり、こういうの好きです、ってことで。話とサービスとの融合がどうもいまいちで、えろいところと前半のあざみが浮いてる気がするなぁーってのはやっぱりこの巻でも思ってしまったけれど、1巻ほどでなく後はやはりおもしろく。あざとすぎるとってつけたえろさは嫌いで嫌だし無理につけなくていいのにと思うのだけれどね。

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リバース・ブラッド 1

 リバース・ブラッド 1
 著:一柳凪 絵:ヤス  ガガガ文庫

 この作者をみすてぃっく・あい(虚数の庭)で覚えて作者買いして、でも今度は百合じゃないらしいしと積んでいたのをようやく読んだわけだが、微妙。前半と後半でつまらんうざいとおもしろいとに分かれた。

 間に挟まれる、これは「いつ」の話?という出来事と、「今」とが結びついていく後半の物語展開はおもしろかった。また、なんというか、世界に奇妙さをもたらすのがうまいなと。後半のどろどろの描写であり、動詞が存在しない人間への言及であり。

 しかし、前半はどうも。シリーズものだからで、シリーズとしては意味がある始まりということなのだろうか。けれど1巻の後半とはいまいち結びつきがわからない。あざみは後半の物語解決と主人公の過去現在未来にどれだけ関わっているのか。というか途中で出番終わって舞台から降りた感ばりばり。また、動詞が存在しない人に関しての言及が、後半の展開にどうかかわっていたのだろう。


 その前半で蓄積された不満の大部分が、つまるところ、あざみが邪魔、ということ。後半にかけらも出てこないのに笑った。作者が書けないかけないと苦しんだのは、三角関係にすること強要されて初期構想にないあざみをどう絡ませるかに苦心したからじゃないの、とか邪推。邪推だけれど、そんな邪推したくなるほどに邪魔。

 あざみの台詞は大声だったり詰まったり物語の先を知りたいのを妨害するような合いの手だったり、読んでいく目がたびたびそこで遅くなる。これでなんか黒幕だったりすれば、ああそれでと納得もできるのだが、後半には見事に出番がない。エピローグにすらでてこない。

 主人公がいきなり記憶喪失になっているわけで、そんな状況下で、以前の主人公と今の主人公とを結ぶキャラであるのは確かだが、物語への関わりからはどうも邪魔。サービスシーン要因?サービスシーン含めて邪魔でしかないってば。それともシリーズとしてのキャラだからかまわないという著者の思惑なのだろうか。なんか、邪魔に感じてしょうがない。

 まあ、後半がおもしろかったから2巻も買うけれど。

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にこは神様に○○される?

 にこは神様に○○される?   著:荒川工 絵:ことみようじ  ガガガ

 微妙。百合らしいということで手をつけたけれど、ノリと話の展開がえろげだね。はじめ頭のゆるい勢いと(下)ネタを織り交ぜた文章で日常をかいて、最後ちょっといい話にしてくっつける、というタイプの。百合ではあるけれど。でもこのノリは苦手。合わなかった。

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RIGHT×LIGHT ~空っぽの手品師と半透明な飛行少女~

 RIGHT×LIGHT ~空っぽの手品師と半透明な飛行少女~  著:ツカサ 絵:近衛乙嗣  ガガガ

 絵師買い。比較的最近にこの人の同人誌買ったなぁと。で、微妙。

 いじめやはぶられること、学校、集団での居場所といったことに一家言あるのだなぁと。でも中二病な展開だと思う。魔法(と魔術とが区別されてたような気もするが面倒だし読み返す気もわかないので魔法に統一)を詠唱してとか魔法の起源とか、そういう設定は別に慣れて摩耗してるのでなんとも思わないが、この展開と理由づけはちょっと御都合と感じてしまう。いまいち気に食わない類の御都合展開だなと。人物同士のつながりは十分受け付けるのだけれど、最後に右手の問題を片づけるのにあのやりかたはちょっと、ひどい。話が終りに近づいてまとまりだすとだんだんひどいというか安直になってる気がした。

 話は筋が通っていて狂いはないのだけれど(細かなミスはあるが。一円玉数枚しかないと書いてある直後に漫画買いに行こうとか考えたり。でも全体の話の筋としては通ってる。)どうも理由づけや見せ方、解決が安直かなぁ。

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みすてぃっく・あい

 みすてぃっく・あい  著:一柳凪 絵:狐印  ガガガ

 これは気に入った。百合ってのも一応ありはするけれど、むしろ物語の構成が。タイトルがいまいち合わないように思えてならない。全部ひらがなになるような、そんな印象の内容じゃあないよ、これ。百合できゃっきゃうふふでにやにやするようなのはメインではないねー。むしろSF的量子解釈の適用と痛さじゃあなかろうか。そういう話になってしまっていることへの落胆がまったくないといえば嘘になるが、こういう類の話はけっこう好きなのでむしろいいもの見つけたと喜びがある。痛さと選択と受容とをあらわすギミックとしての量子解釈の使い方がとてもおもしろい。伏線、構成がきっちりあって全体としてしっかりそういう話に向かっている。いやいや、なかなかうまい。(ちなみにここでの痛さは悪い意味というか、指差してあの人痛いというようなそういう痛いじゃなくて、心がえぐられるようなそういう意味の痛いというか。)

 虚数の庭というのがまさにその通りでおもしろい。庭に対する解釈と虚数に関してと、この物語のなかで語られる言葉がそのままこの本の内容も表している。まあ、これがそのままタイトルだと硬すぎるのとネタバレ気味なのとがあるのだけれど。

 あらすじが嘘を述べてはいないが正確ではない。選ぶことが主題になっているのは確かだが、選ぶのが三角関係の行方とはいいがたい。愛の行方と i の行方をかけるやりかたはおもしろいし、愛の行方を選ぶことも正しいのだけれど。百合で三角関係でわーいってなものを期待しても満足はできないと思われる。そこまで読み進めたときには、百合ではあるけれどメインはなにか違うんじゃないかと違和感持ってる人のほうが多いだろうけれど。百合なのも確かで物語中で否定されないけれど、印象に残ったのは痛さと虚数の庭という言葉だなぁ。

 まあ、ともあれ、おもしろかった。

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鬼器戦記

 鬼器戦記  著:渡辺仙州 絵:Ryp  ガガガ文庫

 すごい。ひさしぶりにここまでつまらないのを読んだ。途中までは、主人公が頭悪くて不機嫌で怒鳴るだけしか能のない自分が姉を殺したことにも気づこうとしないひたすらに胸糞悪い阿呆だなと思う程度だった。しかし後半、怒涛のくそみそにつまらないうすっぺらい展開はすごい。

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レヴィアタンの恋人

 レヴィアタンの恋人 著:犬村小六 絵:赤星健次  ガガガ文庫

 まあ、王道って感じ。ちょっと凶暴だけれど。展開や登場人物に対するたぶんこうなるだろうが、ほぼ裏切られない。これは退屈にもなりえるのだけれど、ちゃんと読める。展開もちょっとぐろくなったりはするけれど、鬱々とした方向や読者を鬱らせるような方向には向かわず、なんというか真っ当な方向に向かう。多少小さくまとまっている感はあるけれど、キャラの一発芸頼りではなく物語としてがんばろうとしてる感じがあって好感です。

 上の感想で「~けれど」と言ってばかりですが、それだけガガガへ不信感持っていたのですよ。深見がやらかしてるのを見てキワモノ感も持ったし。でも意外やけっこうまともに読めますね。ガガガをちょっと様子見しようとイラスト買いでこれ買ったのだけれど、来月以降もちょこちょこと手をつけるかもしれない。

 これが続くとしたら、ラグナロクの後釜を狙うという方向と多少地味でもまっとうな方向というのがあるが、後者かな。好みからの期待込みでもあるが、なんとなくそんな感じがする。

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